リハビリテーション科

リハビリテーション(rehabilitation)の持つ「再び適した状態に回復する」=re(再び)+habilis(適した)意味を大切にし、単なる痛みの除去や機能回復ではなく、その先にある皆さんの笑顔や自信、自分らしさを取り戻し、生活の質・人生の質(Quality of life)を高めるサポートを行います。

リハビリテーションの流れ

FLOW 01

医師の診断とリハビリテーションの処方後に、リハビリを開始いたします。

FLOW 02

医師と協力して、患者さん一人ひとりに合わせたリハビリテーションの計画を立てていきます。それを基に治療プログラムを立案・変更をしていきます。

FLOW 03

標準的リハビリテーション実施期間内で症状を改善させ、同時にセルフケアをできる力を身につけることを目標とします。

対象疾患

様々な原因により機能・能力障害を起こし、生活に支障が出ている方々を対象としています。

  • 病気やケガによる骨、筋肉、関節、神経などの運動器の障害や疼痛
  • 中枢疾患(脳梗塞後遺症、パーキンソン病など)
  • スポーツ障害

主なリハビリテーションの内容

理学療法

理学療法士や柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師が担当し、患者様の疾患及びそれぞれの身体機能や生活状況を評価し、個別的な治療を行います。徒手療法(マッサージやストレッチなど)だけではなく、筋力トレーニングやセルフストレッチ、姿勢や動作練習を行うことで、身体機能や動作・生活能力の改善を目指します。

作業療法

日常生活で困難になっている動作をスムーズに行うことができるよう、一人ひとりの生活スタイルに寄り添ったアプローチを行います。また、高次能機能障害 (失語症や嚥下障害含む)を持つ患者さんやそのご家族に対しても、日常生活を含め地域で安心して生活していくためのサポートをいたします。

物理療法

マッサージや牽引(けんいん)、温熱・寒冷・電気療法(患部に電流を流す治療)などを用いて、疼痛の緩和や麻痺の回復、筋スパズム(筋肉の一部分が硬直した状態)や拘縮(こうしゅく:関節の動く範囲が狭くなった状態)などに対する治療を目的に行います。運動療法と併用することで効果を高めます。

所有資格

各専門職種が様々な資格を持ち、幅の広い領域でサポートができる体制をとっています。

専門職
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 柔道整復師
  • あん摩マッサージ指圧師
資格
  • 福祉住環境コーディネーター
  • 介護支援専門員
  • 骨粗鬆症マネージャー
  • 健康運動指導士
  • PHIピラティスインストラクター
  • JTU公認トライアスロン指導員
  • ISPO公認スポーツリーダー
  • ランニングインストラクター
  • ヨガインストラクター

リハビリテーション科の特徴

FEATURE 01

ピラティスやヨーガ、マッケンジー法、日本式ゆる体操を中心とした姿勢および動作指導を実施しております。ピラティスとは、「身体の機能を取り戻すエクササイズ」です。身体に対する意識・感覚・知識を高めることによって、本来持つ柔軟性・筋力・効果的で効率的な動き方、身体の使い方を身につけて行きます。

FEATURE 02

学びの場:自身の身体状況の理解を深め、身体の使い方を学びながら治療を進めて参ります。最終目標はセルフケアをできる力を身につけることにあります。

FEATURE 03

スポーツによる障害(over use、筋力バランス・コンディショニング不良、体型素因、練習内容および環境など)に苦しんでいる患者さんに対し、医師による適切な診療・診断を行います。その診断を基に、根本にある問題を改善し、適切な運動フォームの獲得や競技復帰までのメディカルサポートも行っています。ウェルネスジムKANAHAにおいて、ランニングや投球フォームを撮影し、それらを活用し医師とリハビリスタッフが動作の分析も行います。

FEATURE 04

医療分野(外来リハビリ)、介護分野(入所リハビリ、通所リハビリ、訪問リハビリ)、健康増進分野(ウェルネスジムKANAHA)に関わる多職種が連携することにより、患者さん一人ひとりのライフステージに適した環境でのリハビリテーションを提供します。

  • 医療分野
  • 介護分野
  • 健康増進分野
※注意点
かねこクリニックのリハビリテーションは、標準的算定日数内(脳血管新患~180日、運動器疾患~150日)の患者さんを対象としています。介護保険をお持ちの方は、担当スタッフにお申し出ください。